島の基幹産業を支える重機材の勢ぞろい ハーベスター引き渡し式

 12月4日午後2時から石垣市磯辺の石垣市農業開発組合でハーベスター引き渡し式が行われた。

 参加したのは引き渡されるハーベスターのオペレータと、石垣島製糖およびJAなどサトウキビ生産関係者の30名。

 この日は、降雨のためと、コロナウイルス対応で密を避けるため、会場を石垣市農業開発組合内の倉庫へ移動して実施された。

 まずは、冒頭、松竹豊石垣島製糖社長と石垣信治JA八重山営農センター長によるお清めが行われ、酒と塩を2台のハーベスターに撒き、安全祈願を実施した。

 このあとJA八重山営農センター長石垣信治所長が挨拶に立ち、

「今季のさとうきびの(畑からの)出荷の時期となりました。農家にとってうれしい時期となります。農業開発組合のハーベスタ17台がすべて整備され、収穫に臨むことができました。本当にうれしく思います。整備していただいた方々へ心から感謝申し上げます。皆さん、ありがとうございました。」

と述べ、収穫面積が1330町歩、原料生産は7万6000トンが見込まれ、87%が機械刈になるとして、9日から石垣島製糖への搬入がはじまり、10日には開式があることが述べられていた。

 この後、オペレーターを代表して真栄城玄英氏が決意表明を実施。
「安全を第一に、焦らずに農家のキビを残さず丁寧に刈り取ることを、心に銘じて、今季刈り取りをオペレーター一同、一生懸命頑張りたいと思います」と述べていた。

 松竹豊石垣島製糖社長は、
「是非ともコロナ対策をお願いしたい。」と述べ、

「マスクをお酒を飲むとき外し、またマスクするをくりかえすような話もありますが」と、昨今の世相に触れながら、

「そんなことをするなら家で呑んだ方が良いのではないか」とついで、「なるべく飲食を家で行うようにお願いしたい」と述べ、

コロナ対策を緩ませないようにしてほしいことを念押ししてから、乾杯の音頭を取っていた。

 この後、オペレータは作業日誌などを受け取り、会は終了。

 7日からオペレータは、ハーベスターを搬出して9日のキビ搬入に備える模様。研修も7日に行われ、若干名が参加する模様。

(流杉一行)

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