40団体、2800人がパレードを披露 石垣島まつり2日目

 11月5日、午前11時から新川小学校の校門から旧石垣市役所跡地までを、パレードで盛り上がる石垣島まつりの2日目のメインイベントが実施された。

 40団体、約2800人が、旧市役所通りに集まって見守る市民の眼差しの中を、それぞれのペースで拍手や声援に応えながら、歩いていた。

 晴天に恵まれて、日差しの強さが11月とは思えないものがあったが、風があり、水の補給も各団体で備えつつ、賑やかにパレードを実施。歩く方も見守るほうも、久々に声を掛け合う人同士、挨拶を交わしながら、楽しい時間となっていた。

 先頭のボーイスカウトがゆっくりと歩き、市長ら市役所幹部、市議会議員、友好親善都市の面々のあとは、市内各小学校の吹奏楽がパレード実施。その後は市内の旗頭が集結して大川・石垣・新川と続々続いて、島独自な祭りの空気を醸し出していた。

 この日の13時からは、新栄公園でステージパフォーマンスが行なわれたほか、17時からはサンデーナイト ミュージックライブ2023が開催され、比嘉栄昇が率いるヤファイアンズ・アッチャー・バンドから、ミルクムナリで大ヒットした亀井日出克まで、5つのステージで会場は大いに盛り上がって、最後は花火大会で、まつりを締めくくっていた。
 コロナ禍が過ぎ去った感を、実感する大賑わいの石垣島まつりとなっていた。
 いよいよ本格的なコロナ禍からの離脱の実現が控えるも、日常を取り戻す目前に広がる物価高の厳しさ。人手不足や冷え込む景気に苦悩が待つも、年末12月景気を前に、島はコロナ禍からの離陸を、どう迎えられるか。ひと踏ん張りできる、年末になるのかどうかだろうか。


 
(流杉一行)

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