11月25日午後6時半から沖縄県立石垣青少年の家で星空コンサートが開催された。
生憎の曇り空で、空には雲が垂れ込め、星が見えない状況ながら、来場者は70人に膨れる盛況さで、屋外で楽しめる音楽を求めて集まった人が、一堂に会してた。
新田健夫会長のあいさつの後、コンサートがはじまり、まずは幸地芳和氏によるクラシックギター演奏が行なわれ、弦を弾く美しい音色が会場いっぱいに響きわたった。
ラグリア、亜麻色の髪の乙女、愛のロマンス、アルハンブラの思い出、アストリアス、カバティーナと次々に演奏が続けられ、秋の涼しげな風の中、ギター演奏を楽しんでいた。
このあとも「もりおグループ」による民謡ショーが行われていた。
NPO法人八重山星の会による星空ガイドがおこなわれたあと、今回石垣青少年の家に初の出演となった石垣フィルハーモニー管弦楽団(中西遥団長)が登場。
トランペットやサックスの音色の違いを披露して見せたあと、団員5人で「スピッツメドレー」、「いい日旅立ち」、「異邦人」、「新宝島」、「見上げてごらん夜の星を」を演奏して見せていた。
開演当初は入場者が少なく、主催者も不安視していたが、実際は次々に多数の入場者があり、70人以上が集まって、会場に賑わいをもたらしていた。
秋の夜長での、星空の下の音楽鑑賞は、生の演奏であるだけに、独特なものがあるが、この日は星が見られず、惜しいコンサートになっていた。
(流杉一行)