第31回石垣市健康福祉まつり ふれ愛ステージ&バザー開催

 12月9日午前9時から石垣市健康福祉センターで第31回石垣市健康福祉まつりが開催された。

 健康チェックや健康相談コーナーなどが用意され、健康維持の方法から、認知症のとらえかた、遠隔見守り、福祉介護の就労についてや、野菜を摂取することや糖尿病予防などが一階ロビーで展示。係員が様々な問いかけに応えていた。

 また展示コーナーでは酒のアルコール摂取適量、結核や様々な感染症、うつ病・依存症などパネルやパンフ配布などで、健康維持への啓もうを実施していた。

 このほか県立八重山病院の和気亨院長による長寿講演や沖縄大学の名城健二教授のヤングケアラー支援講演などもおこなわれていた。

同センターでは午前9時半から第40回障がい者週間・市民のつどいも同時開催され、障がい者と健常者の交流を目的とする「ふれ愛ステージ」が集団検診ホールで展開。座開きで視覚障がい者によるサンシン演奏がおこなわれたあと、手話ダンス、手話ソングで大いに盛り上がっていた。アマスク体験、手話学習、音訳体験、車椅子体験、高齢者疑似体験などの健常者が障がいを体験するコーナーも設けられて、理解を深める時間も用意されていた。

 また「ふれ愛バザー」が駐車場や待合ロビーで開催され、多くの来場者がバザー参加団体による様々な小物や雑貨、羊毛フェルト、ハンドメイドバック、子供服、工芸品をなどに触れ、購入していた。さとう天ぷら、くずもち、そば、チーズケーキ、タコ焼き、唐揚げ、おにぎり、お菓子やドーナツ無添加パン、無農薬野菜、スコーンなども販売されていた。

 国連が定める障がい者の日が12月9日で、ちょうどこの日が世界で障がい者と健常者のありかたを検証する日でもある。

 健常者も、いつどんなことで障がい者になるか、わからない時代にある。交通事故から成人病、すべての人にその可能性があり、また遅かれ早かれ高齢化で障害を持つことになるのも必定の時代。そういう意味でもすべての人が幸せになる社会を実現することは、誰もにとって重要で切実なこと。
 
 この日、早い時間には多くの来場者があったことで関心の高さは増していることがいえそうだ。

 (流杉一行)

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