久々のコロナ 八重山保健所管内 家族にも

 12月1日午後4時から八重山合同庁舎2階大会堂で第62回八重山地域新型コロナウィルス感染症対策本部会議が開催され、久々の会議に集まった関係機関の担当9名が、八重山保健所から行政検査の状況や確定患者についての発表を聞いていた。

 会議後にマスコミへのぶら下がり会見で、八重山保健所担当者は、11月30日夕刻に、保険抗原検査で、2件の陽性者が判明したことを発表。

 60代男性で農業に従事しており、八重山保健所管内に在住している人で、11月30日に保険抗原検査にて陽性が判明。12月1日に八重山病院へ移送し入院。軽症で、現在行動歴などを調査中。

 また、もうひとりは、上記の男性の家族で10代女性。八重山保健所管内に在住で、11月30日に保険抗原検査にて陽性が判明。12月1日に八重山病院へ移送し、入院予定。軽症で目下行動履歴を調査中。

 この日は、11月28日と11月30日に発表された陽性患者に関しても、改めて情報のリリースが行われていた。
 
 11月28日に陽性が判明したのは、30代男性で石垣市在住の会社員。

 この30代男性は、会社の沖縄本島での研修に参加。そこで同様に2名が陽性になっており、この時にいっしょに感染したのではないかとされ、感染源が島外の可能性が高い。

  目下、本人の行動履歴を追い、利用した交通機関を含めて濃厚接触者の特定が行われ、20数件のPCR検査が実施されている。その結果は、順調にいけば3日には判明。
 
 11月30日に陽性が判明したのは、40代女性で石垣市在住。仕事は飲食業。
 軽症で八重山病院を受診してその日そのまま自宅療養。濃厚接触者についてはPCR検査を実施中とのこと。
 
 11月15日以来、13日ぶりの陽性判明が石垣市にはじまり、立て続けに4人が八重山保健所管内で発生。本土の寒さから増えだす陽性患者数と、死亡者数。わかっていたことでもあるが、寒くなり、空気が乾燥すれば、罹患者は増えないわけがない。

 経済優先に考えながらも、気を緩めずに、感染防止策をとり続けるしかない現状があるのみ。赤字国債は、すでに子孫負担が過ぎている。

 (流杉一行)

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