一緒に探そう、イノーの生き物調査体験会

 一緒に探そう、イノーの生き物調査体験会(主催、環境省石垣自然保護官事務所)が、4月29日午後2時から石垣島多田浜海岸でおこなわれ、8家族および追加参加者20人にパークボラティア5人、WWFジャパン白保サンゴ村から2人と環境省職員6人の計33人が、ゆっくりと海岸のイノーを散策。そこに生きる生物を観察していた。

 ナマコやアオヒトデを手で触れたり、ハマサンゴと共生するフタモチヘビガイを発見したり、カメノコキクメイシに紫外線を当てると発光するのを実験して観察したりと、海にいる生物の観察で一日楽しい時間を過ごしていた。

 まだ幼稚園生で参加できる年齢に達していない子どもを持つ親も、親子で特別参加。日頃から海で生物を観察したり、時期になればアーサ採りもするというその親子は、「移住して3年目です。子どもが海の生物が好きで、よく海に来て観察します。」とのこと。幼稚園生の息子も「たのしいです。紫外線ライトで光ったのが見られた」と喜んでいた。

 マイクロアトールやノッチなど、サンゴがおりなす海の地形も学んで、ゆっくり安全に海の生物を学習していた。

(流杉一行)

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