9月27日午後7時から大濱信泉記念館多目的ホールにて南山舎主催の第6回やいま文化講座が開かれ、今回は「とぅばらーまの歴史と世界」と題し、講師の大田静男氏がとぅばらーまの歴史背景や昔のとぅばらーまは現在よりも自由で多用な歌われ方をしていたことを古い音源を聴きながら考察した。

　大田氏はレコードやラジオ、テレビが普及するにつれて地域の節回しが次第に消えてしまったと語る。また、現在のとぅばらーまは伝承者が減ってしまい流派などによる形が決まってしまうことを大田氏は残念だと話す。「とぅばらーまだけは流派に縛られないで男女が一緒に歌垣のように歌を掛け合いながらやっていく世界に戻ることができたらな」との思いを最後に語り講座を締めくくった。

　なお、今年のとぅばらーま大会は10月2日(月)に新栄公園で午後6時50分から開催される。

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