八重山JCが21日に宇宙フォーラム開催「八重山が秘める宇宙への魅力」

 10月21日午後2時からANAインターコンチネンタル石垣リゾートのボールルーム真栄里で「次なる可能性は宇宙」と題する宇宙フォーラムが、八重山青年会議所主催で開催される。15日午後2時から記者会見が商工会館1階の八重山JC事務所で開催された。

 挨拶に立った兼盛博文八重山青年会議所理事長は「この度、宇宙に関するフォーラムを実施することとなり、これを機に皆様とともに宇宙について勉強していきたいと思います」と述べていた。

 街づくり委員会委員長の新里祐樹氏は宇宙フォーラムの趣旨の説明を実施。

「石垣島天文台をはじめ、電波望遠鏡のVERA、ダークスカイ認定など、宇宙にまつわるものが揃う石垣島であることから、次なる八重山発展の可能性を考える一歩に『宇宙』を取り上げることとし、JAXA国際宇宙探査センターのセンター長の佐々木宏氏を招いて、『次なる可能性は宇宙』~八重山諸島が秘める宇宙への魅力~と題する講演を21日に実施します。今後発展していく宇宙関連事業の展望を、八重山住民が知ることで、宇宙への関心を引き出したい」と述べ、将来、子供たちの中から、宇宙飛行士や、宇宙の研究者が生まれるきっかけになればと、ねらいを述べていた。

 また真喜志賢副理事長は、「宇宙フォーラム開催のきっかけは、先輩から言われた発射台の誘致ができるのではないかという声でしたが、簡単ではないのも知りました。

 実際、宇宙時代を前に、日本には発射台が不足しており、自治体の中には、誘致に名乗りを上げるところもあるのも知りました。

 八重山におけるその可能性は現段階ではなったくないのですが、夢のある話として、話題になれば、20年30年後の将来、宇宙関連産業にかかわる重要拠点になる可能性も出てくるかも」と、この事業をきっかけに八重山で宇宙に関心が高まることを望んでいた。

 赤道に近い発射場が好まれることや、八重山の上空の大気状態や気象条件が宇宙観測に適した地域であるという話もある模様。

 300人定員で、入場無料。


 
 (流杉一行)

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