篆刻教室で子ども達がハンコづくりに挑戦

 11月25日午前9時から石垣市立八重山博物館で平成29年度こども博物館教室第6回講座の篆刻教室が開かれ、37名の小学生が落款印となるハンコ作りに挑戦した。講師は、玻名城泰久氏、大屋昭氏、入嵩西覚氏の3氏が担った。

 子ども達は、予め自分の名前の一文字を指定して、その文字を印材に鉄筆をつかって彫り始め、約1時間ほどで彫り上がり、朱肉につけて印の出来映えを確認していた。

 川平小学校5年生の的野浩斗くんは「ミスが多かったが、まあまあいいできに仕上がったと思う」と初挑戦の成果を喜んでいた。

 篆刻とは、ハンコの原料である印材に文字を彫ることで、文字を篆書(最古の漢字とされる甲骨文字から始皇帝時代の石刻文字など古代の漢字を総称していう)から用いることから篆刻と呼ばれる。

 一般に書画の落款印となるもので、鉄筆を用いて蝋石に書家が自らつくるものを石章篆刻という。


(流杉一行)

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