前泊正人竹富町長 初登庁

 4月18日、午後2時から竹富町長選挙の開票が行われ、午後3時頃確定。前泊氏が町長選挙において557票差で、那根氏を抑えて当選を果たした。前泊正人1578票、那根操1021票。

 

 4月20日、午前8時50分、竹富町役場仮庁舎に第22代竹富町長に選挙で当選し、19日に当選証書を受け取った前泊正人町長が、ひとり歩いて初登庁し、出迎えた町職員らの拍手を浴びて庁舎に入っていた。

 まずは、就任式がおこなわれて、前泊正人竹富町長は
「島々を回り、多くの人から声を聴いてきた。そこで情報が入ってこないという声が数多く聴かれた。町民が求めていることは何かを、町政を運営していく立場としてしっかり見つめなおしていかなければならい。各課の情報の共有化の徹底を図り、開示をしていく透明性のある行政運営をする。これが信頼回復へつながる道だと思っております」と、述べていた。

 この日、町長室のデスクに座った前泊町長に竹富町長の椅子に座った感想を聞けば、
これから町民の声を聴くべく島を回ることで忙しくなるとして「この椅子に座っている時間はない」と、きっぱり。

 町の中枢となる役場が石垣市にあり、役場と町民との距離をどう埋めるか。島々でなる竹富町の役場が、町民から信頼されるためには何をするか。真剣に取り組む気持ちが就任式には現れていた模様。

 なお、4月28日に竹富町役場の新庁舎落成式が13時30分から行われる。そして5月2日に業務スタート。
 新しい竹富町役場が、新しい町長の下で幕開けを迎える。

(流杉一行)

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