聖紫花の杜でクラスター、11人陽性患者

 9月14日午後8時から上善会かりゆし病院前にあるプレハブ施設事務所で記者会見があり、聖紫花の杜の入所者とその職員から11名の陽性患者が発生したことが発表された。

 月曜日に体調不良から八重山病院へかかった聖紫花の杜の20代女性職員がPCR検査で陽性と判明。聖紫花の杜は、月曜日にPCR検査を入所者60人、職員40人に実施。結果、入所者7人、職員3人から陽性が判明。この日の記者会見となった。

 会見には、橋本孝来上善会かりゆし病院理事長と、野村義信介護老人保健施設聖紫花の杜施設庁と、境田康二上善会かりゆし病院長が出席。

冒頭、橋本孝来上善会かりゆし病院理事長から陽性患者11人が出たことが述べられた。昨日の介護職1名に加え、本日発覚では入所者7名、職員3名とのこと。

 この日、発覚した陽性者の入所者7人の内訳は、70代1人、80代4人、90代1人、100歳代1人。その中で熱発は2人、無症状が5人。職員3人は30代2人、40代1人。3人とも無症状。

 境田氏によると感染経路は不明で、クラスター感染が発覚したきっかけとなった20代介護士は、施設と自宅の往復ほとんどでスーパーへ行ったくらいしか活動エリアはないとのこと。20代介護士が施設で感染したか、施設へ感染を持ちこんだか、どちらも可能性があり、感染源は不明。

 11人全員が2度のワクチンを接種しており、デルタの可能性が濃厚とのこと。

 かりゆし病院ではこれまで通り稼働し、聖紫花の杜は15日から休所。聖紫花の杜の通所施設の職員がまだPCR検査が行われておらず、15日に実施する。

 聖紫花の杜の再開は、21日からとのこと。

 (流杉一行)

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