第72回終戦記念日平和祈念鐘打でオオゴマダラ飛翔

 8月15日午前11時45分から世界平和の鐘の会沖縄県支部による第72回終戦記念日平和祈念鐘式が行われ、多く市民が新栄公園世界平和の鐘に隣接する東屋(平和の鐘鐘楼)に集まった。

 冒頭、平和の歌声と題して石垣混声合唱団が「愛に生き平和に生きる」と「青い空は」を出席者と共に合唱。正午の時報が鳴ると犠牲者への冥福を祈り1分間の黙祷が行われた。

 そのあと学童ほいく竹の子クラブによる千羽鶴が世界平和の鐘の会沖縄県支部長の上門孝子さんに贈られた。

 支部長挨拶では「前の大戦で犠牲となった世界の全戦没者の御霊を追悼し、ここに世界平和の鐘を打ち鳴らし、世界の恒久平和を願いたいと思います」と述べていた。

 中山義隆石垣市長の挨拶では、8月9日の長崎市での原爆慰霊祭に二人の平和大使とともに出席し、市内中高生の折った千羽鶴、更生保護婦人会の千羽鶴を、祭壇に捧げてきたことを報告。長崎平和公園では、原爆のもたらす威力を改めて知る事が出来、恒久平和への想いを新たにしたことを述べていた。

 このあと石垣市平和大使や石垣市長や竹の子クラブの子ども達が、21匹のオオゴマダラを放蝶して、平和への想いを蝶に託していた。

 このあと参加者による、平和祈念鐘打がおこなわれ、次々に想いを込めて、鐘を打ち鳴らしていた。

(流杉一行)

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