かんしょ栽培講習会

 4月14日午後1時30分から石垣市健康福祉センター健診ホールで、石垣市農政経済課と石垣市甘しょ産地協議会事務局が主催するかんしょ栽培講習会が開催され、関心ある市民60人が会場に集まった。

 石垣市甘しょ産地協議会の天久朝仁会長は、挨拶に立ち観光の土産物に原料となる紅芋が不足している中、石垣市で「甘しょ」を県から拠点産地として認定を受けるべく、とりくんでいくことを述べていた。また、石垣市甘しょ生産組合長の東田盛正氏は平成19年に同組合は発足しているが、紅芋の不足という事態に、より計画的に増やすことができるよう多くの組合員とともに芋づくりをして拠点産地としての認定をめざしていくことを述べ、それには自立することが必要と集まった芋作りに関心持つ市民へ呼びかけていた。

 このあと「かんしょ」栽培講習会が沖縄県農業研究センターの大見のり子主任研究員がかんしょの品種とその特長および、栽培技術を講演。特に、栽培に関して注意点や病気や病害虫などの防除方法などを具体的に駆除対象となる虫ごとに細かく説明。なかでもヒルガオハモグリガが梅雨明け後の乾燥した時期に発生することなど紹介。甘しょ栽培の重要なポイントを肥培管理と良質な苗として締めくくっていた。質疑応答では、実際につくっている人が突如実らなくなる現状を質問。芋の状態を伝えると大見研究員は親身に成って質問に答えていた。

(流杉一行)

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