石垣島フラフェスティバル開催

 10月1日午後2時から石垣シーサイドホテル中庭で石垣島フラフェスティバルが開催され、観覧無料でホテルが公開され、全国からフラダンス愛好家が舞台を華やかに飾って、楽しい時間を過ごしていた。

 石垣市指定の底地ビーチから美しい夕日を独占する見事な風景をバックに、次々にフラが披露されていた。

 この日の日差しがかなり厳しく、司会者から「この日差しで音響にトラブルが起こって申し訳ない」との声も上がるも、皆、和気藹々でフラを踊る女性らは笑顔を絶やさず、美しい風景に同化して見事な舞を見せていた。

 全国から集うフラ愛好家の交流がメインのイベントにも見えたが、ホテルの駐車場は満員で、ホテルを交流場所として活用したかくなるイベントも、これまでにない交流が生まれて面白いかも。

 なお、フラの舞台はユーチューブ配信が行われており、会場に足を運ばなくともフラを見ることができる。昨今のユーチューブ配信イベントは、会場に足を運ぶ人がなくなる傾向があるため、この日も青い芝生がきれいに見える会場となっていた。この方が雑然とせず、ゆったりと見られるかも。今後、この傾向は増えるはず。

 明日も、舟蔵公園で午後3時から開催が予定されている。市街地に近いだけに、多くの来場者が足をのばすと思われ、きいやま商店や金城弘美のスペシャルステージも予定されており、飲食も物販も盛んにおこなわれる会場は、フェスティバルらしい交流の盛んな場になると思われる。

 ハワイのカウアイ州との交流がきっかけのフラフェスティバル。民族の誇りを取り戻したハワイの伝統の芸能でもあるフラ。その神髄の深さは、ハワイの歴史を含めて深く知る手がかりでもあろう。

 神前の舞として沖縄本島の芸能とは一線を画すとされる八重山の芸能であれば、両者で通じるものがあれば、実感したいところだが。

(流杉一行)

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