リーフクラフト教室開催

 6月3日午前10時からバラビドウ農園で谷崎樹生さんによるリーフクラフト教室が開催され、17人が参加して植物の葉を用いてつくるリーフクラフトを楽しんだ。

 ヤエヤマヤシの葉をつかって、バッタや犬、恐竜など、様々な動物をつくる技を自ら編み出した谷崎氏から、参加者は基本となる「六芒星」と呼ばれる星の作り方を学習。

これがリーフクラフトの基本となる葉の使い方をマスターする近道とのこと。参加者は、一心に六芒星にチャレンジ。

 葉を手順通りに折り曲げれば仕上がるというものではなく、「葉の声を聞き、葉と対話しながら」程よい張りを持たせた巻き具合、折り具合、締め具合が必要で、強すぎても弱すぎてもきれいに仕上がらないとのこと。

「きれいに仕上げる気持ち」を維持しながら、気持ちを切らさず葉を折り続けることが大切とのこと。

参加者は、六芒星の挑戦を終え、ある程度自信がついた状態で、犬や恐竜にも挑戦。細い葉をもっと細く裂きながら、手となる部分、足となる部分、頭となる部分を、丁寧に織り込み、何度も谷崎氏に聞きながら、完成に一歩一歩近づいていた。

 谷崎氏曰く、「一枚の葉をつかい、一枚だけで仕上げ、接着剤を使わないのがこのリーフクラフトの特長で、仕上がれば変色はするが変形はしないので、何年も飾って楽しむことが出来る」とのこと。

 この日、参加した上地寛才さん(58)は、
「身近な材料でこんなにも精巧なものがつくれるとは、思いもよらず、はまってしまいました。今回で3回目の参加です。仕上がると、形が崩れないで長く持つのがいいです。」と、やる気満々。

 会は、熱心な参加者により、恐竜が仕上がるまで細かに作り方を谷崎氏に聴いていた。

 谷崎氏は、冬の間は忙しかったので、今年からまた一ヶ月に一度は教室を開くつもりと述べ、参加者も来月も来ますと、一声かけて帰途についていた。

参加者のリーフクラフト熱はなかなかのものといえ、手を休める人も無く、ぶっ通しで葉と格闘していた。

(流杉一行)

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