2月11日午前10時から県立石垣青少年の家で「石垣青少年の家まつり&子ども体験遊びリンピックが開催され、多数の親子ずれで会場は溢れていた。
例年実施される石垣青少年の家まつりに、今年は国立沖縄青少年交流の家から水澤豊子次長が参加。
「体験の風をおこそう」を合い言葉に、子ども達に体験の場を提供する取り組みである「子ども体験遊びリンピック」を、国立沖縄青少年交流の家で実施しており、今回、八重山に初めて石垣青少年の家まつりといっしょに開催。
子ども達に様々な遊びを提供してきた石垣青少年の家とコラボで、会場を盛り上げていくこととなった。
この日、石垣青少年の家では、シャボン玉、サッカーチャレンジゴール、フライングディスク、凧づくり、火おこし、スライム、バルーンなど多彩なコーナーが19も用意され、親子で様々な遊びにチャレンジ。
大いに楽しい時間を過ごしていた。なかでも「子ども体験遊びリンピック」のコーナーでは、1分間じゃんけん、片足立ち、声のばし、かさバランス、わりばしダーツ、「の」の字さがし、きんちゃん走り日本一、豆つまみ皿うつし、ぺあしりとり、はやねはやおき1分間、くつとばしの11種目から1種目にチャレンジ。
記録を黒板に書き込んで、この日の一番が表示される格好。子ども達は、自分の好きな種目に挑戦して、楽しんでいた。
水澤次長は「最近の子ども達は、昔の子どものように放っておけば勝手に動き回って遊び出すことが少なくなっており、へたをするといつまでもゲームをやってしまう傾向にある。
そこで、体験しながら遊ぶことを広める必要を感じて、この「体験の風をおこそう」が始まっている」と述べ、全国規模で8年ほど前からこの活動がはじまっているとのこと。
水澤氏自身は、30年前から日本子ども遊びの創作に取り組んで、親子だけではなく、高齢者とともに楽しめる遊びを考案。普及活動にも関わっているとのこと。
子どものゲームに浸る傾向を世相として諦めるのではなく、体験の大切さを親に説き、取り組んでいく活動が、全国で地道にはじまっているという。
それが八重山にも及んできたことになり、子どもの遊ばない傾向を深刻に受け止める必要性は、これから活発化するのかも。
(流杉一行)