台風8号の瞬間最大風速70mの予報が実際は45・3m <2018>

 7月10日の宮古島での午後7時はほぼ直撃状態の頃。その時刻に瞬間最大風速が宮古島空港で45・3m。

石垣島でも瞬間最大風速は10日午後8時に伊原間で40・1mを記録。

 予報がスーパー台風を示していただけに、10日夕刻の報道では、先島に大きな被害が予測されるとあって、加熱報道が見られた。

実際は、軽微な被害で済み、大掛かりで長期の停電に見舞われずに済んだことは、この上ない幸運ととらえるべきところだが、どうも最近の気象台の予報に、計測方法の変更があったと思われるほど、ヘクトパスカルの値に意外性が感じられる。

 なにしろ倒伏し尽さないサトウキビ畑が広がる光景を、ヘクトパスカル930台のものの暴風域に入っても、見ることができるとは・・・。しかも、停電も少なかった。

 幸いなことを、疑うのは不謹慎かもしれないが、ちょっと気になる台風被害といえた。

 八重山の農産物への台風被害のデータの沖縄県の発表は、明日か、あるいは早くて今夕になる模様。
 
 (流杉一行)

この記事をシェアする