風船ロケットをつくろう

 8月10日午前10時半からユーグレナモール内のゆんたく家の2階で風船ロケットづくり教室が開幕。宇根底忍さんが講師を務める風船ロケットづくりを15名の子ども達が体験した。冒頭、子どもセンターに所属する「うねっち」ですと自己紹介する講師の宇根底さんは、細長い風船を前に飛ばして見せ、勢いよく飛ぶ様に子ども達の関心をしっかり惹いて、「さて、このロケットには何が必要ですか」と質問形式で子ども達に反応させ、作業手順を教えていた。かくして、細長い風船に紙でつくった羽根とバランスをとるための紙を子ども達に配って、さっそくロケットづくりがスタート。まず、本体となるバルーンをひとり一人に配布すると、子ども達は当然投げたり、そばの友達にぶつけたりと、風船で遊びはじめて会場は騒然としてしまう。そこは馴れた宇根底氏の「割れてしまったらロケットがつくれなくなりますよ」という声に、子ども達も神妙になって、騒ぎはおさまり、ロケットづくりがはじまった。

 3枚の羽根を、風船の丸い同体の時計でいう12時と4時と8時の位置に張ってくださいと、宇根底氏が実際に張って見せると、子ども達は遅れまいと、慎重に両面テープの白い剥がしを外して、風船に貼り付けていた。貼り付け方を少し工夫すると、ロケットの飛び方が回転しながら飛ぶようにできることも説明。実際に飛ばして見せると、思いがけなくしっかり前に飛ぶため、子ども達は大喜び。気持ちも弾んで、講師の質問にも挙手で元気よく応える子ども達で溢れ、楽しい講座になっていた。

 全員で一斉に飛ばして大喜びの子ども達は、最後に講師が感想を聞くと、「つくるところと、飛ばすところが面白かった」と、応え、「難しかったところはどこですか」という声には「12時と4時と8時の加減が難しかった」と、反応。会場は終始元気な声が溢れていた。

(流杉一行)

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