第2回預かり保育担当及び認定こども園保育士研修会開催


 10月12日午前9時30分から石垣市教育委員会2階会議室で第2回預かり保育担当及び認定こども園保育士研修会が開催され、15の施設から集まった30名の受講生が参集。

 まずは石垣市教育委員会学校教育課指導主事の小濵美智さんから「アプローチ期の5歳児の預かり保育活動」の講話があり、参加者は熱心に小学校に上がる6ヶ月前の児童へ向けた預かり保育活動の指針やその内容を教わっていた。

 このあと、講話に基づいてこれから6ヶ月間をどのような保育をするかについて、4グループに分かれ、グループ別の協議が行われた。

 この日、小濵さんの講話では、小濵氏から10の姿が提示されていた。小学生になる前の5歳児の児童の理想の姿で、「健康な心と体」「自立心」「協調性」「道徳性・規範意識の芽生え」「社会生活との関わり」「思考力の芽生え」「自然との関わり・生命尊重」「文学などへの関心・感覚」「言葉による伝え合い」「豊かな感性と表現」をスクリーンに表示して、指針となる項目を見せていた。

 小濵さんは、ただ預かることが「預かり保育」ではなく、幼児の心に寄り添う活動であるために何が必要かを考え続ける保育でなければと「保育」の部分を強調。幼児教育の教育活動とは、「豊かな育ちを保証する生活」であることを指摘していた。

 予測しがたい社会情勢の中で生きぬくことになる子ども達に、幼児期から支えとなるものをと、幼児教育の大切さを述べていた。

この預かり保育の研修会は年2回実施され、一般の保育研修の3回を加えると、年5回が実施さ
れている。石垣市の平成29年の預かり保育の児童数は、287人。認定こども園は103人である。

(流杉一行)

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