6月15日午前8時50分、沖縄銀行八重山支店を八重山署の署員らが訪問して、電話詐欺に関する現状などを八重山署生活安全課の金城係長から行員へ説明。
「この日は、年金支給日で高齢者への注意喚起と言うことで、広報活動を実施します。この日の前後に不審な電話が多発しており、県内の被害は、平成29年5月末で14件発生しており、被害額は5833円。去年は還付金詐欺が多く16件発生。今年は1件しか発生して居らず、ただ架空請求詐欺が10件発生し、460万円発生しています。八重山署管内では、昨年は3件あり、2件が還付金詐欺、1件が架空請求詐欺で、被害額は130万円。今年の八重山署管内は今のところゼロ件ですが、窓口でメモをもっている人を見て、行員が気づいたケースもありますので、不審な点があったら、注意喚起をよろしくおねがいします」と述べていた。
午前9時に銀行が開くと、八重山署の関係者はしらうめ保育園の園児18人(3・4歳児)とともにオレオレ詐欺などの電話詐欺への注意喚起のチラシを配布。この日は15日で、「年金の日なので来た」というお年寄りに、可愛い手に持ったチラシを差し出されて、お年寄りらはうれしそうにチラシを受け取っていた。
この日は八重山署のゆるキャラ「シーサーやいま」も登場して、園児らも大喜び。沖縄銀行八重山支店入り口は、オレオレ詐欺撲滅に手を貸す園児らの笑顔で、朝のひととき賑わっていた。
(流杉一行)