新春凧揚げ大会 300人以上が詰めかける

 1月9日午前9時からサザンゲートブリッジを渡った南浜ぬ町地先新港地区埠頭用地で開催され、300人を越える凧好きな市民が集まり、新年へ向けた思いを込めた様々な凧が1月の空に揚げられた。

 これは毎年、石垣市教育委員会が実施するもので、恒例のコンテストは、ピキダー、ハッカク、アヨウの伝統凧や、自由凧、シャクシメーの出来が審査され、見栄えや実際に空にあがっている凧の迎角測定などで判定される。

 今回も多くの凧づくりに意欲のある人が、表彰され、トロフィーや賞状をもらっていた。

 開始直後は、風が弱く、挙がった凧はしばらくすると降りてくることが多いため、上空の凧の数は揃わなかったが、地上で待機する凧は様々なものがあり、趣向を凝らした凧も見受けられた。なかでもUFOの凧のそばに、UFOであると表示した凧を揚げ、シャクシメーが宇宙人で、それがUFOの凧に挙がっていくという面白い一連の凧も見受けられた。

 10時以降には、風も出て、いろんな思いを込めた凧が宙を舞い、こどもたちも、大いに楽しんでいた。
 
 若干、伝統凧の数が少なめだったが、様々な凧が見られて、可能性あふれる凧あげ大会となっていた。

 午前11時頃からは、子どもたちを喜ばせようと、シャクシメーからお菓子を撒く凧に寄りパフォーマンスが行われ、幼稚園児、小学生低学年、小学生高学年、それぞれ菓子が大きなシャクシメーから撒かれて、子どもたちを喜ばせていた。

 八重山伝統凧の会が、凧の修理などを凧の病院で実施するなど、不調な凧の調整を実施。子どもたちへの無料で小型の凧を配布するなどして、凧の普及にも尽力していた。

 八重山伝統凧の会では、毎年年末に凧作り教室で、竹を割って作る工程も見せながらの指導を実施しており、本格的に凧をつくる若手の出現も待望されている模様。
 
 大空を眺めながら風に自作の凧を乗せてあげる醍醐味は、ものづくりが好きな人には見逃せないもの。

 正月に実施する遊びとしても、これほど自然相手に奥深い技量を、手軽に駆使できる健全なものはほかにないかも。
(流杉一行)

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