文武両道 石垣中学校創立70周年記念で巨大な校訓石碑

 2月26日午後2時から石垣市立石垣中学校校門で石垣中学校校訓碑除幕式が盛大に行われた。

 これは2年前の2月8日に実施された石垣中学校創立70周年式典後の9月に、同記念事業の期成会が発足。

同期成会黒島健会長、黒島直茂副会長、大浜慶応功副会長、宮良直人副会長らを中心に、記念事業に取り組み、昨日は記念誌を発刊。この日、待望の石垣中学校の校訓「文武両道」が刻まれた13トンもの巨大石碑の除幕式がおこなわれた。

 校歌斉唱の後、除幕式のテープカットが、期成会会長、石垣市教育長、茅原南龍書家、崎山石材、金城建設、仲栄真レッカー、PTA会長、生徒会会長、成友興業、宮良学校長、の10名で行われ、巨大な校訓の石碑の幕が落とされた。

 重さ13トン、地上3m20、地下1mの4m20の巨岩に掘られた「文武両道」の校訓は、子どもたちに大きな夢をもってほしという宮良学校長の強い気持ちからの建立となった模様。

 石垣中学校郷土芸能部によるオープニングセレモニーの後は、感謝状の贈呈式が行われ、茅原南龍氏ほか石碑建立に関わる6人に感謝状が黒島期成会会長から贈られた。

 このあと黒島健期成会会長が挨拶に立ち、この日を迎えられた喜びに触れ、関係者への感謝の言葉を述べた後、文武両道の校訓は、勉学と部活動の両面において、心身を鍛え心豊かな生徒の育成を目指すという意味が込められているとし、文武両道を心に刻み、心のよりどころとなっていくことを願いたいと述べていた。

 石垣安史教育長、茅原南龍書家、山内美南花生徒会長、宮良学校長があいさつに立ち、校訓の建立を喜んでいた。

 なお、この除幕式の前に、同校体育館で午後1時50分か茅原南龍氏による講演会が行われた。

 同校卒業後68年ぶりに母校を訪れた茅原氏は、「ときめく」と題し同校1・2年生徒へ向け、わかりやすい言葉を使い、力の入った講演をしていた。

 「とこしえに、ときめくことがなければ、人は夢を果たすことができないと思います」「自分さがしをすることの大切さ」「自分の一番好きな教科は何か」「それを探し当てたならば、凄い人になれると思います」「自分の大好きなこと徹底してやること、徹底して磨けば、凄い人になれると私は思います」と熱弁し、「学業、成績がすべてではありません」とし、石中生徒にエールを贈っていた。

 後半には、プロジェクターを活用して、ひらがなひとつひとつが、元になる漢字を持ち、その漢字の草書体を書いて示しながら、ひらがなになることを、鉛筆の運びで示して見せ、文字の確実な形を覚えるやりかたを示していた。

 最後に上達の秘訣について、1に聴くこと、2に見ること、3に書くことがあり、この3つの順序を守ることが大切と述べて、心で聴きしっかり見てから書くことの重要性を述べていた。
 

 (流杉一行)

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