「スパ アガローザ」が2年連続クリスタルアワード受賞 八重山観光に健康路線注目

 ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(柳島司総支配人)の「スパ アガローザ」が、アメリカのスパ・ファインダー社が立ち上げたアワードの国内版スパ・クリスタルアワードを昨年に続いて今年も受賞した。

 これは日本全国のスパ施設から120施設が選ばれ、ユーザーや専門家からの投票数をもとに選定されるもの。

 2015年にスタートした「スパ アガローザ」は、同アワードに2017年に120施設にエントリーされ、2018年沖縄県初となる「クリスタルアワード」の受賞を遂げ、今年も受賞となり、この2年連続受賞も県内初となる。

 また、合わせて同アワードプロフェッショナル部門のマネジメント部門賞を、「スパ アガローザ」の奥村香織ゼネラルマネージャー(GM)が受賞。これも県内初となるもの。

 加えて、「スパ アガローザ」で人気を博しているコスメティックのひとつ、石垣島で生産するユーグレナを抽出して製品化した「B.C.A.D」が同アワードのトップ5SPAコスメティックに選ばれており、石垣島産ユーグレナでつくった化粧品が生み出す天然由来のアロマ効果も、内外で注目を浴びている。

 トリプル受賞を果たした今回の受賞に関して、9月19日午前11時からANAインターコンチネンタル石垣リゾートのスパアガローザで、スパアガローザのゼネラルマネージャーの奥村香織さんとユーグレナ営業部の新城正巳さんが、記者へのお披露目・報告会を実施した。

 奥村GMは「このスパアガローザが、島の人に守られながら、贅沢な時間を過ごせる空間として、存在することにあります。

 自然のエネルギー、風、海、島の人々の温かい伝統、島の新鮮な空気、島の香りですとか、それらをトリートメントに加えたりして、メニューコースに入れたことが、評価されたと思います。

 なおも島の支援を受けながら、南国石垣島の恵を世界へ発信していきたいと思います」と述べていた。

 また「2020年7月には新館増設で、203部屋が加わりラグジュアリなホテルになってきます。沖縄の健康長寿の土地として、美と健康について発信していきたい」と抱負も述べていた。

 マネジメント部門の受賞について奥村GMは、
「スパメンバーおよび、ホテルのチームメンバーで受賞したものと考えており、ANAの一員として、このスパを高めていきたいと考えています。」と控えめなコメント。

 また、「B.C.A.D」の受賞に関しては「ホテルのメインとなるコスメ(化粧品)である「B.C.A.D」が百数社の品からトップ5に選ばれ、トリプル受賞となったことは、とてもうれしい。「B.C.A.D」をスパアガローザとともに、世に広め高めていきたいと思う。」と「B.C.A.D」を高く評価していた。

 スパアガローザのパンフには30種のメニューがあり、4万4500円から7500円の枠内で、海水ジェットバス、ボディーパック、フェイスパック、ボディートリートメント、フェイシャルトリートメント、ヘッドヒーリング、足浴、トランキリティーなどの施術が、石垣島の海水や海藻パック、柑橘系果実成分入りオイルによるアロマトリートメントや「B.C.A.D」、月桃オイルをつかったトリートメントを利用するなど多彩なサービスがパックになっている。

 この多彩なスパのメニューが、朝日を浴びながらのビーチヨガ、星の下の星空ビーチヨガなどとも合体するメニューがあるスパアガローザ。

 観光地巡りで溜まった疲労をすっきり解消するケース以上に、景観抜群な場所でヨガを楽しみ、ホテルに戻ってはグレードの高いヒーリングを楽しむなど、健康と美を目的にするスパも用意される時代。スパ観光は、進化している。

(流杉一行)

この記事をシェアする