1600人の来場者で盛り上がる 県立石垣青少年の家

 10連休の9日目となる5月5日、子供の日には、石垣市内や竹富町内の観光施設で地元のこどもの参加を誘う割安サービスを振れこむなど、こどもとともに親もいっしょに楽しめる場所を提供していた。

 県立石垣青少年の家では、子供の日の恒例となっている「こどもまつり」に多くの家族連れが来場した。

 駐車場が満杯となり、キャンプ場まで臨時駐車場にする混みようで、関係者もこれまでにない人手に驚きを隠せない様子で、最終的に集計すると約1600にまで膨れあがったことがわかった。

 施設利用者や八重山星の会など、幅広い関係者にボランティアを募っての運営で、輪投げ、フィライングデスク、シャボン玉、グッピー&スーパーボールすくい、スラッグライン、火おこし、ゴムかん、竹馬、草すべりなど屋外で体を使っての楽しむコーナーがにぎわった。

 また、プラホビー、砂絵、小鳥笛、スライム、凧作り、デビルスティック・ディアボロ、バルーンアートなど、自分でものづくりに挑戦するコーナーに、好奇心旺盛な子供たちが集結。

 このほか、太陽の黒点が見られるコーナーや、自分の生まれた日の星の様子がわかるコーナーや、やぎや水牛に接することができるコーナーなど、多角的に子どもが楽しめるコーナー満載で、体育館でのフリーマーケットも13の出店と、親子で楽しめる催し盛りだくさんの、30を越す多彩なコーナーで充実したイベントとなっていた。

  中でも人気は、宙で揺れる帯の上を、揺れる手すりにつかまりながら移動するスラッグラインで、終日、順番に並ぶ列が途絶えず、子供たちは、はしゃぎながら挑戦して楽しんでいた。

 また草滑りでは、何度もプラスチックのソリに乗って草の上を滑り降りるスリルに挑戦し、たのしい時間を過ごしていた。

 またスライムや小鳥笛、プラホビーでは、懸命にオリジナルの品を自分の手で仕上げようと頑張る姿が見られた。

 昼には、この青少年の家で土日に練習をしているウイングキッズリーダーズが、道しるべの唄、ダイナミック琉球、レキオの夢の3曲を披露。

 会場は、気迫あふれる勇壮な舞と歌声に圧倒され、子どもたちのエネルギッシュな熱演に拍手や指笛で応えていた。

 まつりは午前中だけでも1000人を越える盛況さで午後3時まで賑わいが続いていた。
 

 (流杉一行)

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