7月28日夕刻からオーセ(番所)で大浜の豊年祭がおこなわれ、5つの御嶽の氏子をはじめ大浜住民、郷友やゆかりある人、観光客などが多数集まり、大いに盛り上がった。
オーセ(番所)での旗頭やミルクの奉納がおこなわれたあと、神司らが東の海へ向かって、東節を歌いつつ、豊かな世を手招きするユークイがおこなわれた。
このあと、イリク太鼓を先頭にミルク行列、婦人会による舞踊と続々地域の出し物が展開。地域で活躍する産業界からの福祉関係、医療関係と様々な人々が、豊年祭を祝い今年の五穀豊穣に感謝し、来年の来夏世の豊作を願っていた。
なかでも小学1年生が集うミルク行列には、多くの人の目が集まり、幼い女の子が化粧姿でミルクとともに登場して、隊列を乱さず、上手に舞い、会場からはかわいい子供たちを記録しようと、多くの親御さんがカメラを手にシャッター音を響かせていた。
会場のアナウンスによれば、ミルク行列には小学1年生だけが参加可能で、一生に一度しかチャンスがないとのこと。
一生の記念となる撮影とあって、カメラ持つ親御さんらは真剣な表情で撮影していた。
豊年祭終盤は、ツナノミンがおこなわれ、二人の武者の戦いが引き分けとなり、東西に分かれての大綱引きがおこなわれていた。
(流杉一行)