5月11日午後2時から八重山保健所2階会議室で、沖縄県薬物乱用防止指導員委嘱状交付式ならびに沖縄県薬物乱用防止協会八重山支部協会総会がおこなわれた。
沖縄県薬物乱用防止指導員に委嘱されたのは、上地恵永氏ら15人で、この日は9人が出席。
その後おこなわれた沖縄県薬物乱用防止協会八重山支部協会総会では、上地恵永氏が議長に選任され予算や活動計画が承認され、役員も選出されていた。
午後3時からは講習が行われて、県内における薬物乱用の実態に関する講話がおこなわれたが、マスコミはシャットアウトとなった。
現今、薬物に関して表に出てこない実態から、防止活動は指導員らの広報活動などの活躍にかかるということになる。
実態に関して、伝える必要が無いと言うことなのか。デリケートな情報であればあるほど、精査して公開する領域をクリアにするべきでは。
社会の負の局面を抱える人が、走ってしまいがちな領域である以上、防止に向けて考える視点は、より豊かに広がる必要はあるのではないか。
世の中が杓子定規とコンプライアンス重視に傾いて、合い言葉の連呼に終始しているだけで、果たして大丈夫なのか。
(流杉一行)