日本一を目ざす

去る2月11日(土)夜7時半から、八重山ソフトテニス連盟の「新年会および受賞祝賀会」が北京飯店で開催された。連盟役員はじめ老若男女100人余りのソフトテニス愛好家が集い、交流を深めた。

ラケット2本ほか多くの景品が当たるお楽しみ抽選会、連盟から各クラブへのボール贈呈、石垣ボレーズの子どもたちの余興など大いに盛り上がったが、なかでもいちばんの注目は表彰式だった。表彰者は以下の通り。

【八重山郡体育協会長賞】
優秀競技者賞=大盛華 福本安汝 吉川憲二朗 吉川洋一朗 高嶺星弥 高嶺心萌 吉川小百合 高嶺彩羽 高嶺聖夏 慶田盛克 西石垣正弘
優秀指導者賞=高嶺享史 兼元稚佳人
【八重山ソフトテニス連盟会長表彰】
慶田盛克 高嶺彩羽 平良恵利奈

なにしろ今年の県大会で川平中学校女子が団体・個人(吉川小百合・高嶺心萌組)の2冠、八重山高校男子(高嶺聖夏・慶田盛克組)が個人戦優勝を達成したのである。しかも川平中学校は個人戦で「日本一」をめざすというのだから、今後の活躍が大いに楽しみ。

団体戦、じつは川平中学校は1チーム3組のチーム編成のところ2組編成で参加して優勝したのである。つまり常に1組は不戦敗なわけだから、2組すべて勝って優勝したという快挙だった。

とくに個人戦は圧勝だった。吉川・高嶺組は全7試合1ゲームも落とさずに勝利した。去年につづく優勝。九州大会3位の実力を見せつけた。

「今年は日本一を狙える位置にいる」と高嶺享史コーチ。
「去年の全国中学校ソフトテニス大会個人戦では、1回戦の福大付属には勝利しましたが2回戦で東京の稲城第三に負けました。なかでも岡山の山陽女子など別格の強さ。手が届かないところにいると感じていましたが、あちらは去年の3年生が引退、こちらは二人で1年間練習してきました。手が届くところまで来ていると思います。これからさらに夏までみっちり練習して、今年は優勝を目ざします」と力強い。

川平チームをここまで育てあげた高嶺コーチに指導の秘訣を聞いたら、「彼らにとってテニスは遊び。オン・オフをはっきりさせて、楽しくテニスができるための練習メニューでワイワイやってます。表情を見ながら、ですけどね」と楽しそうに笑った。

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