雨の中、初詣で賑わう境内

 2019年1月1日、新年の幕開けは雨天に見舞われたが、初詣に桃林寺や冨崎観音堂へ訪れた参拝者は、今年も新たな気持ちで境内に立ち、手を合わせて思いの願いを祈っていた。

 雨天ゆえ数こそ減っても、集まる人の列で境内は人だかりとなっていた。手を合わせたあとは、おみくじを引きお守りを購入して、すぐさま帰途に帰るため、駐車場の出入りは頻繁ながらも、例年よりはスムーズに展開して見えた。

境内にはテントが張られており、おみくじの内容に一喜一憂するアベックの姿も見られて、思い思いの祈願成就の姿そのものを表情に見せて、初々しい光景にも見えていた。

 冨崎観音堂では入り口に食事処のテントやおもちゃ、綿菓子の販売もあり、相変わらずのお祭りムードを見せるも、階段を上がればひっそりとして、灯籠の薄明りをあるなかに、参拝者の列が現れて、神妙な雰囲気のする参道が冨崎観音堂の真骨頂。

市街地から足を運ぶ人は、割合、若い層に多く、友人グループ、アベックなど、初日の出を親しい人と共に見ようと集うのは、どうやら平成前後の若者からの兆候のよう。

若者の開放的な空気が、新年初詣から初日の出を迎える時間に、毎年楽しんでいるは、どうやら島では定番らしい。

(流杉一行)

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