勤労感謝で平和大集会 歌声とリレートーク&街頭パレード

 11月23日午後2時半から石垣市新栄公園で「私たちの住む島を戦場にしないで!平和集会」が開催された。
 これは沖縄本島で「沖縄を再び戦場にさせない県民の会11・23県民平和大集会が開催されることから、八重山でもその連動した取り組みをと開催したもの。

  この日、「福島さんのギター・手話グループ」、「マー先生と仲間たち」の2つのグループがミニコンサートを披露して、集まった約90人は懐かしい曲を聴いて楽しんだ。

そのあとは、マイクを手に集まった人へ自身の考えを披露するリレートークを展開。

 宮良純一郎氏が挨拶に立ち、「先島から島を戦場にしないという声を全国へ、世界へ発信しようではありませんか」と述べ、また「中東ガザ地区へのイスラエルの大規模な攻撃によって、人道状況が極めて深刻な危機に局面していることです。ハマスによる民間人の無差別攻撃、人質を盾にした攻撃は許すことはできません。いずれも国際法違反です。今回の戦闘が起こって2か月になります。無辜の市民、子どもたちが命を失う。その数は1万人を超えています。その半数が未来のあるこどもたちです。」と述べ、一刻も早く、停戦に向けて、双方が話し合いのテーブルにつくこと。軍事対軍事の悪循環が、今の状況を生んでいます。話し合いでテーブルについて、一刻も早い停戦をもとめるものであると述べていた。

 このあと、リレートークは、各自が思う考えを表明。自身の信念を披露して、平和の大切さを訴えていた。
このあと、街頭アピールパレードを実施。各自、自作のプラカードや旗を掲げて790交差点から桃林寺前を通って、平和を訴えていた。
「島を戦場にさせないぞ」
「戦争うより、外交努力を」
など、連呼してパレードをしていた。
民主主義の象徴でもあるデモ行進。おのおのの考えを街頭でアピールすることの大切さは、民主主義国家の根幹でもある。

 沖縄本島で実施されのに呼応しての集会とパレードは、400キロ越えての連帯行動。
平和を希求する中、問題はウクライナ侵攻のロシアを止められない国際社会にもある。ハマスとイスラエルの紛争は、両方が批難される事態をつくって、殺し合う。

 もはやこれも止められない。殺し合いがはじまれば、互いの憎悪は簡単には止まらない。ようやく、ハマスとイスラエル間で、23日に人質交換と4日間の休戦にこぎつけたところだが、この先には根深い憎悪を、どうすれば鎮静させえるのか。どう信頼を回復して、互いに平和へむかえるか。
地球上に、この種の憎悪を起こさないために、何が必要なのか。

(流杉一行)

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