宮良で5年ぶりの結願祭 大勢が沿道を埋める

 11月13日、石垣島宮良集落の結願祭が5年ぶりに開催され、多くの字民が沿道を埋め尽くした。

 正午に宮良小学校の鼓笛隊パレードがおこなわれた後、午後13時から宮良公民館では旗頭が立ち、宮良公民館新築後初の結願祭がスタートした。

 公民館役員が居並ぶ前でションク・イルク太鼓隊、ザイの踊り、夜雨節、黒島節、宮良橋節、六調節、目出度節が演舞され、可愛い5歳児による沖縄メドレーが披露され、会場は和やかに盛り上がっていた。最後は恒例の宮良の真剣さが際立つ棒術が一斉に行われ、結願祭の緊張感ある伝統行事に引き戻されていた。

 この後、旧公民館に移動して、同様に各演目は披露された後、パレードがおこなわれ、ミルクの元家でミルクが合流すると、いよいよ本格的なパレードとなり、オーセ御嶽までの沿道には、多くの字民が集合。ミルクがオーセ御嶽に到着し、鎮座したあとは、オーセ御嶽でも各演目が奉納されていた。

 このあとは、4番の祝儀番が舞台で演じられたほか、かぎやで風や鷲ぬ鳥節、仲良田節、五福の舞など舞台での演目が綴られて、会場は5年ぶりの歌舞にコロナを忘れて興じていた。

 (流杉一行)

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