「みんなでつくる人生ゲームプロジェクトin竹富町」がこのほど完成し、その式典が10月16日午後1時半から竹富町役場2階の大会議室で開催された。
これは竹富町が70周年を迎え、株式会社タカラトミーの50周年を記念して実施する「みんなでつくる人生ゲームプロジェクト」に竹富町の11の小学校が参加したもの。このプロジェクトは昨年東京足立区の辰沼小学校で実施しており、今回は第2弾。
鳩間島をスタートして竹富町の各離島を巡って由布島にールする人生ゲームで、児童らは今年6月から10月にかけて各離島のパートを決め、ゴマス目を3年生から6年生が担当。1・2年生は絵を書いて各離島地域をアピールするもの。11の小学校が取り組んで、観光ガイドにもないローカル色満点の竹富町案内となるゲームになった模様。
挨拶に立った西大舛高旬竹富町長は「竹富町の子供たちがこのゲームを通じて、竹富町全体のことを知る教材となることから、ふるさとを愛する人材づくりに寄与するものと考える」と、地域全体への関心が進むものとして人生ゲームを高く評価していた。
また仲田森和竹富町教育長は「11校全児童でつくったことで、竹富町の良さが網羅されたものとなり、竹富町の宝といえるのでは」と、完成を喜んでいた。
株式会社タカラトミーを代表してトイゲーム課長補佐の池田源氏が挨拶に立ち、「人生ゲームの50周年を迎え、何か貢献したいということからはじまり、昨年東京で第一弾を実施し、好評だったことから今回第2弾として上原小学校に声をかけたところ、皆さんの協力で竹富町全体で実施していただけることになりました。ここまでできるとはおもわなかったのですが、ガイドブックに載っていないものまであるので子供たちの知識にもびっくりしました。」と、協力者に感謝しつつ完成を喜んでいた。
この日、小学校の代表生徒が次々に感想を発表。「早くゲームを皆とやってみたい」「竹富町全体のことがわかるのは、たのしみ」などのやはく遊びたい声のほか「竹富町で一番の金持ちになりたい」と、ジョークも飛び出し会場を沸かせていた。
なお石垣港ユーグレナ離島ターミナルにも10日間ほど、この人生ゲームを展示する予定で、多くの人にもアピールしていくとのこと。
(流杉一行)