ドン・キホーテ石垣島店が10日オープン

 8月10日午前9時にドン・キホーテ石垣島店がグランドオープンする。場所は通称南大浜といわれる真栄里と大浜の間の新興エリアで、390号沿いの県合同庁舎(旧八重山支庁)より東で、ファミリーマート大浜南店まで行かない手前に建つ。

食品から酒類、日用消耗品、家庭雑貨、化粧品、ブランド品、家電製品、衣料品、玩具・バラエティ、カー用品、ペット用品、薬ほか、多彩な商品構成を見せる店舗の売り場面積は、3207平米。

 総菜コーナーからお土産品コーナー、インテリアコーナーに、シューズ、木工用品、自転車も販売して、幅広い商品群には驚かされる。

 しかも表示される値段にも驚きの安値が目立っている。さらに、表示が大きく見やすくなっているのが、通常の大型店舗との違いかも・・・。

 店内は、圧縮陳列という来店者への目を楽しませる形での商品の密集ぶりで、店内を探検したくなる不思議な魅惑もつ雰囲気になっている。

 「宝探しをしてもらう感覚で来店していただき、ショッピングを楽しんでいいただきたい」という店内職員の声には、独自な感覚で全国展開して、流通業界にその名を高めたドン・キホーテならではの、品揃えへの自信がうかがえる。すでに沖縄県では5店舗が稼働しており、この石垣島店は6店舗目。

 駐車場は建物正面右のスロープで2階へ上がったところにあり、136台が駐車可能。このほかにも36台分の隔地駐車場がある。

 通常経営は午前8時から深夜26時(午前2時)までの営業時間となり、遅くまでの営業は、離島には有難いことで、利便性の高いサービスが提供される。

 このグランドオープンを前に9日、正午からプレオープンが実施され、招待された人が午前11時から続々店内へ入店。「買い物に夢中になって、迷子になるかも」といった声が聴かれるほど、慣れない店内経路を衝動的に巡り巡って、ハイテンションでのショッピングを楽しんでいた。

 店内には免税カウンターも用意され、観光客への配慮も充実。地元客とのレジ待ちの混雑も避けられそうな配慮がある。また、竹富町の離島からの来店者用に、船への配送サービスも実施しているとのこと。既存の大型店舗がやっていることではあるが、離島から来るショッピング客も最初から想定した対応だ。

 大型店舗の進出というよりも、楽しめるショッピングエリアが拡大した感じで、島の物流に新たな局面が加わった感じがする。

 なお、石垣島にだけある特長を広報担当者に聞いたところ、床にミンサーの「いつの世までも」の5と4のデザインを採用。総菜コーナーを充実させている点と、石垣オリジナルTシャツを販売していることをあげていた。

 地域最安値を目指した商品と「ワクワク・ドキドキ」しながら買い物を楽しめる空間提供で、地域活性に寄与していくことを、ドン・キホーテ石垣島店 松岡寛貢店長は述べていた。

 明日、オープニングセレモニーが8時45分から実施される。

(流杉一行)

この記事をシェアする