カジマヤー

 きょう、大浜村で公民館主催のカジマヤーパレードがおこなわれる。パレードは大浜公民館を午前9時半に出発し、JAおきなわ大浜支店までの区間。めでたく九十七歳のカジマヤーを迎えた小底喜久さんと前盛春さんのお二人をみんなで祝福しようというもの。子ども同様、お年寄りも地域の宝。大いに敬い、喜びたい。

 『八重山生活誌』(宮城文)によると、カジマヤー祝のときは昔も「町まわり行列」というのをやった。「本人初め、家族や親戚の者は手に手に風車をもち、本人をカグ(駕籠)に乗せて町まわりの行列を行ない、七つの辻で踊りまくって長寿者を紹介」したという。

 カジマヤーにちなんで、きょうは「とても九十七歳と思えないくらい元気」と近所で評判のおばあちゃんを紹介したい。登野城にお住いの喜舎場美代さんである。美代さんは現在ご長男家族と同居しているが、炊事・洗濯・掃除・買い物など自分の身の回りのことはぜんぶ自分でやるし、毎週火曜日は「百歳体操」水曜日は「健康体操民踊クラブ」土曜日はグラウンドゴルフへと、シャキシャキと歩く姿は60代もかくあるかというほど。そんな元気印の美代ばあちゃんに質問4つ。

Q:好きな食べ物
野菜がとくに好きですが、好き嫌いなく何でもよく食べます。

Q:現在の楽しみ
友達とのおしゃべりと孫からの電話。

Q:元気の秘訣
若いころから創価学会に入会し、まいにち朝晩2時間の勤行をやっていますが、これが心に張りをもたらしていること。それと、歩くこと。3階の自分の部屋まで毎日何回も上り下りするし、どこへも歩いて出かけるように心がけています。

Q:将来の夢!
百歳までこの足で元気に歩こうと思っています。老いてますます人生を楽しみたいと思います。

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