6月17日午後3時からJA八重山地区ライスセンターで令和4年産八重山地区水稲一期作「ひとめぼれ」の初荷式がおこなわれた。
生産者代表の翁長孝夫水稲生産部会長の挨拶の後、JAおきなわ八重山地区営農振興センター長の砂川昌信氏が挨拶に立ち、2月からの長雨や日照不足の影響で生育が心配されたが、生産者の尽力で被害は最小限にとどまり、比較的順調な生育を維持したと述べ、この日から超早場米として3週間かけて530トンが沖縄本島に出荷すると述べていた。
初荷の清めの酒と清めの塩で清めの儀式が行われた後、誇らしげに3台の大型トラックはクラクションを鳴らして出発。各社3個のコンテナを積んだトラックは、大きく公道の対向車線一杯にカーブを切って、一路石垣港へ向け走り去っていった。
この日の出荷は97トン。今季の収穫予定は石垣島600トン、西表島160トンの計760トンで、その内の530トンが沖縄本島へ出荷される。
新米独自の炊きあがりの香りと、もちもち感を知る人には、この時期が楽しみという声も多い。沖縄本島では6月24日から販売が開始される模様。
(流杉一行)