八重山勢一回戦突破 八重高12-0の大量得点 八重山商工4-0 八重山農林2-1競り勝つ

 5月18日午前9時から沖縄県高校総体サッカー競技がスタート。6日間の日程で石垣島でサッカーパークあかんま、石垣市中央運動公園陸上競技場、八重山商工高校グラウンドを舞台に実施され、23日の日曜日には決勝戦がサッカーパークあかんまで行われる。
 今回、新型コロナのため、無観客試合で応援者は、ネットでの観戦となる。

 八重山高校は本嘉美中南(嘉手納ほか合同チーム)との一回戦に勝利。対戦相手は合同チームで、そうなると他流試合も難しい環境の中のチーム。一方、大柄の体躯の八重山高校とあって、球際も厳しく、最終的に12点の大差のゲームとなる。しかし、前半で7点、後半で5点と厳しい試合の中、本嘉美中南チームは最後まで走り込んですがすがしい奮闘ぶりを見せていた。

 個人での球の捌きには、見るものがあるものの、組織的な繋ぎの連携部分がある八重山高校は有利に見えた。しかし、最後まで真摯に球を追い、1点を奪うことに全力を挙げていたのは見るサッカー人に好感を与えていた。

 この日の八重山高校の得点はFW与那原聖南、DF島仲來璃、DF島仲來璃、FW与那原聖南、MF平良叶夢、FW上地秀武、FW上地秀武、MF大仲凜人、MF新城舞仁、MF大仲凜人、MF岩本結丸、MF新城舞仁の順。
 FW与那原聖南は2得点、DF島仲來璃は2得点、MF平良叶夢は1得点、FW上地秀武は2得点、MF大仲凜人は2得点、MF新城舞仁は2得点、MF岩本結丸は1得点(惜しくもオフサイドで1点逃している)。

 八重山商工高校と昭和薬科高校との試合はサッカーパークあかんまで15時から行われ、4-0で八重山商工高校が勝利。

 先制は前半7分、GK屋嘉部愛葵が左サイドを走り出しながら合図するDF久高和磨に気づいてボールを送ると、連動してハーフラインを駆け上がるMF与那原鳳翔に繋がり、相手DFのマークを果敢に外してボールは右のアタッキングサード奥にサイドチェンジ。そこに全力で突進するDF上地麗綺に届いてシュートが決まる。GKから一瞬で決まった理想的なカウンターだった。

 その後、後半6分にMF金城夏葵のコーナーキックが直接相手GKのパンチングクリアで戻ったところを、またもDF上地麗綺がボレーシュートで2点目ゲット。

 後半8分でDF舟道一瞬康太からMF下地幸生につながったボールは、下地のボールを前に出す素早いキックに相手が少し慌てて、下地にボールが戻り、そこでボールをゴール前に。そこに斜めに突っ込んできたFW仲田琉希がシュートして点差を広げた。

 後半36分には、またもMF金城夏葵が蹴るコーナーキックに下里幸生が触り、上地麗綺が押し込んで4点目と突き放した。

 ここぞというときに、決めきるところが光っていた。

 八重山農林高校と開邦高校は、八重山農林が前半25分に先制するも、前半40分に開邦も追いついて、ふりだしに戻っての苦戦が長く続く。

 後半18分には両者の攻め手にロングボールが増え、我慢の時間が増えて35分には足が止まる。ボールの周辺だけが動きを見せる状態が続いていた。

 後半左サイドから攻めるも、一度戻され、奪い返してのドリブルからセンタリングがゴール前に上がると、MF上原嵩雅が滑り込んでシュートが決まり、これが決勝点となる。

 厳しい戦いを強いられた八重山農林高校だった。

 明日は、八重山高校はKBC未来と商工高校グラウンドで11時から。
 八重山商工高校はと石垣市中央運動公園陸上競技場で具志川高校と15時から。
 八重山農林高校は興南高校とサッカーパークあかんまBで15時から。
 それぞれネット上で見ることが可能。
 九州高校総体サッカーライブ配信特設サイトを開けば見られる。(選手名敬称略)
 
 九州高校総体ライブ配信特設サイト (kyushu-soutai.com)
 
 【沖縄男子1回戦】5/18 本嘉美中南 0-12 八重山 | 九州高校総体ライブ配信特設サイト (kyushu-soutai.com)
 
 【沖縄男子1回戦】5/18 開邦 1-2 八重山農林 | 九州高校総体ライブ配信特設サイト (kyushu-soutai.com)
 
 【沖縄男子1回戦】5/18 昭和薬科 0-4 八重山商工 | 九州高校総体ライブ配信特設サイト (kyushu-soutai.com)
 
  19日には女子の試合も始まる。


 
 (流杉一行)

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