4月1日、午前10時半頃、石垣市運動公園市営プールで、令和3年度のプール開きが行われ、石垣市体育協会(宮良昌招会長)とプール担当者の10名がテーブルに供物を捧げて、安全祈願を実施した。
冒頭、宮良昌招会長が挨拶に立ち、「夏を迎える季節となりました。一年というものは早いもので、コロナ、コロナと言っている内にあっという間に過ぎました。これから夏本番となると皆さんは、なおご苦労するわけで、今日はプール開きで、皆さんで安全祈願をしていただきたいと思います。」と、述べていた。
このあと宮良昌招会長と川平孝子理事が、神酒と塩でプールの四隅にお清めをしたあと、全員で手を合わせて、今年一年間の安全を祈願していた。
この日は早くから、同体育協会から派遣されたスタッフが、子供用の浅いエリアのための用具を水中で組み立てる作業を実施。安全な運用のために、厳重なチェックをしながらセッティングされていた。
なお、プール利用者はアスリートばかりではなく、健康のために泳ぎをする人も年々増えている。
また防災が叫ばれる昨今、海に囲まれた石垣島であれば、大地震に津波の危険性は忘れてはいけない。
加えて水難は、泳げる人が泳げない人を救おうとして溺死するケースも知られている。泳げない人には泳ぎへのアプローチは是非必要なもの。
被災時、泳げればパニックにはならずに済むかも。水に慣れる意味でも、プールの役割は大きいはず。
(流杉一行)