石垣島で一次キャンプに入っている横浜Fマリノスは、2月6日、7日の2日間、サッカーパークあかんまで、元日本代表ストライカー高原直泰率いる沖縄SVと練習試合を実施した。
2月6日午後1時半からはじまった試合には、横浜Fマリノスの半数が参加。
フォワードの仲川輝人、前田大然、エウベル、キーパーには高丘陽平、オビパウエル・オビエンナが交代で出場。ディフェンダーには、畠中慎之輔、チアゴ・マルチンス、高野遼、小池龍太、ミッドフィルダーの扇原貴宏、渡辺皓太、南拓都(敬称略)が出場した。
30分の3ゲームで、今年キャンプ最初の実践形式で、対する沖縄SVは、元日本代表の名ストラーカー高原直泰が10番を背負ってのチーム。鋭い選手眼で、さすがボールの読みが分かるのか、フォワードからデフェンスまで走り周り、攻守にわたって縦横無尽に動きを見せていた。
突然にボールを奪って見せるのは、読みが当たっている証拠。ただ、高原へのマークは厳しきなるのは必然で、マルチンスが対抗してくると、さすがに厳しい目に。
1ゲーム前半から沖縄SVは、前掛かりのハイプレスで、キーパーからつながせず、FWがきっちりパスコースを塞いでいた。
またディフェンダーもきっちりディフェンスラインを上げての対抗。まさに、昨年マリノスが苦しめられた布陣だ。
ただ、突破するとさすがに足が違うフォワード揃いで、マリノスが磨き上げたい絶妙なタイミングあわせに、その練習成果を出したいところ。
何度も、絶妙な前田大然の飛び込みがあったが、今一歩届かないことが数度。そこは沖縄SVも、大柄な守備陣で力を発揮。
結果は、1ゲーム目はGKと交差して仲川がPKを獲得。前田が決めて1点。そのあと渡辺も決めて2点で2-0。
2ゲーム目は0-0。3ゲーム目は興國高校からFマリノス入りしたばかりの新人南拓都が決めていた。期待の新人のゴールはうれしい戦果。ただ、GKのオビエンナが飛び出して間に合わず、ゴールを決められて1点を取られてしまったのは痛い失点。
沖縄SVの前掛かりも、時間とともに足に来て、前でゴールを奪えずに、下がらざるを得ず、扇原が軸にサイドを何度も変えながら、相手の動きを見ての巧妙な攻めをアプローチ。仲川にボールが来れば、前田がゴールに突っ込む持ち前の俊敏な動きを、見せていた。
7日は海邦銀行との練習試合をする。
なお、レオ・セアラ選手がまだ合流できていない。FC琉球がJ3時代に、レオ選手はFC琉球で23戦で2点を取っている。ブラジルのチームヴィトーリアでは、57戦20得点。
今年は移籍した高速FWのエリキの穴をどう埋めるかが注目の横浜Fマリノス。
エジカル・ジュニオ、ジュニオール・サントスも移籍している。
今季、加入のレオ・セアラとエウベルに期待したい。
(流杉一行)