「世界に誇れる」美崎町エリアマネジメント設立総会

 12月25日、午後1時から美崎町エリアマネジメント設立総会が美崎町自治公民館でおこなわれ、午後2時からその記者会見が行われた。

 同マネジメントのメンバーは、美崎町自治公民館青年部(浦原英之部長)のメンバーと宅地建物取引士らでなる7人で、美崎町自治公民館の協力の下、美崎町のまちづくりの目標や価値を多くの人と共有することで、将来へ向けた街づくりを実現しようと設立されたもの。

 50数年前、埋め立て地に生まれた美崎町は、石垣港離島ターミナルと島々を訪れる観光客や住民の移動を支える結節点となっている。

 八重山諸島の島々をつなぐ中心地として栄える一方で、建物の老朽化、災害への備え、市役所移転時の経済空洞化、治安の悪化などの課題を抱えている。

 冒頭、仲間光代表が挨拶に立ち、八重山諸島の中心地として栄え、発展が期待される美崎町の課題へ向け、「世界に誇れる美崎町をめざして」をミッション(使命)に、目指す姿を、「町が進むべき道を創る」、「価値創造プランの実行」とした。そこで大切にする価値観は、「目標と価値の共有」、「互いに尊重、協調、信頼、挑戦する」、「決めたら即実行」、「同志を増やす」と定めて、取り組みをするとのこと。

 目標と価値の共有を目指し多くの住民の声を聴いて、美崎町自治公民館と市行政との対話を通して、美崎町が継続的に発展し、恒常的に賑わえる「まちづくり」を行っていきたいと述べていた。

 仲間氏は、同マネジメントが掲げる「美崎町価値創造プラン」6項目をこの日、公表している。(最後に記述)

メンバーは以下。

代表 仲間光
副代表 黒島栄作
副代表 浦原英之
書記 糸満満
会計 奥田成彦
理事 大田守雄
理事 平得修一郎

 美崎町自治公民館との連携もとり、美崎町の進むべき道をつくることで、市役所移転後の先が見えない状況を、地域住民の声を吸い上げて、まとめることで、地域合意を形成し、そこでの行政への働きかけも、実施したいと述べていた。

 世界に誇れる「美崎町」をめざす青年実業者の取り組みが注目される。

 なお、この後の事業としては、来年1月には、2月実施予定の冬の大掃除の準備を実施。2月には冬の大掃除。そしてまた1月から5か年計画の策定準備を実施して、年度内に策定を目指している。

<美崎町価値創造プラン>
市場・港湾・公園など、自然と都市環境が調和し、
   「つながりを体感、育めるまち」

国際性豊かな八重山の中心地・島の玄関口という環境が融合した
   「ココしかない唯一無二のまち」

住む人・観光客・働く人・訪れる人にとって、快適で
   「また来たいと思えるまち」

愛着と親近感を持ち、みんなで防災・防犯に取り組む
   「安心・安全・快適なまち」

文化・芸術・最先端技術など、多様な資源を発見し、人を育てる
   「進化するまち」

公民の連携を生かした魅力的で
   「お洒落でにぎわう、価値あるまち」

(流杉一行)

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