防災の日 大浜中がメイン会場で石垣市防災訓練

 9月1日は防災の日。全国で取り組まれる防災訓練に連動して、石垣市でも石垣市防災訓練が石垣全島で実施され、午前10時に大規模地震を想定して島内各避難所に市民が集まっていた。

 今回は、大浜中学校をメイン会場に実施され、すでに各小中学校では4月に実施済みで参加は学校単位ではほとんどなく、今回はまだ実施していなかった大浜中学校で全校生徒126名が参加。

 地域住民約250人とともに消火器による消火活動や、消防放水体験、担架の実習、人工呼吸のやり方など、様々な防災のスキルを学んでいた。

 同校体育館では、災害トイレや多言語メガホン、防災情報が受信できるラジオやWi-Fi中継器などが展示。

 避難所でプライバシー用のパーテーション衝立なども展示されていた。

 また校舎の中庭では炊き出しも実施され、婦人らボランティアや赤十字の人々らがにより、そばとおにぎりが、避難してきた人に振舞われていた。

 今回初の大浜での防災訓練のメイン会場。実は大浜地区周辺は、旧空港の跡地の開発や、南大浜地区の商業施設の増加などで、昨今開発が進んでいる。県八重山合同庁舎(旧八重山支庁)もあり、県立八重山病院も隣接する真栄里に新設。

 石垣市庁舎の移転も旧空港に決定しており、南大浜では民間マンションも増え、大浜地区周辺は人口も増加傾向を示している。

 とある大浜住民によると、大浜集落はかつて農業の地区として、財政も豊かだったとされる旧大浜町の中心の街でもあり、今後の活性化に期待が集まるという。

 加えてこのエリアでの防災の取り組みも重要視されてきている。大浜地区では、3階の高さをもつ同校校舎が地域の重要な避難場所として利活用され、また今後増えていく高層階のマンションなども、避難場所の対象として注目される模様。

 この日、これまでメイン会場だった石垣市中央運動公園の屋内練習場では、自衛隊のテントが張られ、非常食のカレーがふるまわれたほか、被災写真が展示されて、災害時に備えるために何が必要となるかを考える機会となっていた。

 避難してきた住民が参加したことを記すコーナーでは、駆け付けてきた登野城、平得、真栄里の人々は、名簿に自身の名を書き込んでいた。

 また隣接する陸上競技場では怪我人の発生が想定され、緊急搬送の訓練が行われていた。

 航空自衛隊のヘリコプターUH60や陸上自衛隊ヘリコプターCH47が飛来して、同競技場に着陸。担架で人を担いで、風圧あるヘリコプターに乗りこむ訓練も実施。

 やがて2機のヘリコプターは爆音をとどろかせて、宮古島に飛び去っていった。

 今年、西日本を中心に全国で、線状降水帯からの豪雨による被災が深刻化。日々テレビで見せられては、遠い八重山でも、実施される防災訓練は昨年より真剣なものになりつつある。

 深夜に起こる豪雨被害を見れば、各家族単位で、真剣に災害時の備えと、行動の確認や情報能収集をいかにするか話し合うことが、大いに求められる。まず、那覇から400キロ離れた八重山。大地震被災であらゆる不測の障害が考えられるから・・・。
 

 (流杉一行)
  

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