第3回石垣市学びの基礎力育成支援事業推進協議会

 2月26日午後3時から第3回石垣市学びの基礎力育成支援事業推進協議会が石垣市健康福祉センター健診ホールで開催された。

 これは、小学校区内の公・私立幼稚園、保育所(園)の園児が小学校にあがる際に発生する問題を回避するべく、5歳児の園児もつ保育所の小学校校区単位で、連携体制を構築して、幼児教育から小学校教育への円滑な移行を図るもの。

 5歳児教育をする保育所が校区の小学校の職員らと連携して、小学校1年生が円滑に授業に取り組めるようにし、かつまた親御さんとの連携も考えつつ、取り組んでいる。

 この日、浦崎喬会長が進行役となり、協議を進めて、石垣市の7校区から31名の同支援事業推進指導委員と同支援アドバイザーらとともに、今年度の取り組み状況の把握と次年度計画を発表していた。

また、今回は小学校にあがる前の保育園・幼稚園児を持つ親向けの「小学校ってどんなところ」という冊子がつくられて、両親向けの取り組みも充実。午後3時半からは小学校校区別にグループ協議がおこなわれ、今年度の反省と連携の方法などの確認や次年度の計画などが話し合われて、その発表もおこなわれていた。

 迎里裕美子石垣市学びの基礎力育成支援アドバイザーは、「こうして校区の保育所と小学校が協議し、連携することで5歳児保育と小学校一年の教育接続が、共通理解によってよい形になり、また小学校にあがる子ども持つ親の不安を解消することになる」と、記者の質問に答えて、同協議会の意義を述べていた。


 
 (流杉一行)

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