12月17日午後2時から石垣市立平久保小学校で第5回守ろう! カンムリワシ交通事故防止看板設置作業がおこなわれた。
この日、平久保小学校と明石小学校と伊野田小学校の児童生徒16名が、環境省子どもパークボランティア事業の担当者の藤田和也上席自然保護官およびエコツアーふくみみ代表大堀健司氏らとともに、生徒らが制作してきた看板を設置した。
特別天然記念物のカンムリワシが交通事故に遭わないように、ドライバーに速度を落とすように呼びかける看板で、子ども達はドライバーに注意してほしい気持ちをとどけようと、工夫されたものとなっていた。
まず平久保小学校から車道に向けて見やすい位置に看板が生徒らが見守る中設置された。そのあと、それぞれ分散して15箇所に看板が設置されていった。
平久保小学校6年生の塔下素生(ソフィユ)さん(12)は「今日、設置した看板を運転手の人に見てもらい、カンムリワシの交通事故がなくなってほしい」と、述べていた。
実は平久保小学校には、数日前に体育館に紛れ込んだカンムリワシが保護されて、その個体を19日に放鳥する予定にもなっている。
以前から取り組んできたカンムリワシのための交通事故防止の取り組みに、偶然重なる形でカンムリワシの保護事件が起きたことになる。石垣島北部地区ではカンムリワシトラブルは、深刻さを象徴するようものとなっている模様。
(流杉一行)