西表船浮の節祭、厳かに開催

11月9日、農作物の豊作に感謝を捧げ、翌年の五穀豊穣と住民の健康・集落の繁栄を祈願する節祭が西表島船浮で開催された。

船浮の節祭は船頭がイビーの神に航海の安全を祈願するところから始まる。ヤフヌティ(櫂踊り)にて船浮御嶽から船頭・船子が入場し、船に乗り込み歌いながら船を漕ぐ。
そのあとは、アンガー踊り、棒術を奉納し、獅子で場の清めを行い、最後に住民総出でガーリーを舞い締めくくられた。
厳かな奉納の儀式が終わると祝宴会が開かれ、子供会や青年会の出し物で賑やかになった。


祖納と干立集落の節祭は重要無形民俗文化財に指定されていることで知られているが、船浮公民館長の池田氏によると「船浮の節祭も祖納・干立と同じ流れを受けている」とのことで船浮集落でも先祖代々受け継がれてきた行事だという。

現在の節祭は人手が足りず船浮の郷友会であるカマドマ会、以前の網取集落に研究所を置く東海大学の協力を得て存続させている状況。運営が難しいため、本来3日目に行う水恩感謝の儀式は簡略化せざる負えないという。

池田公民館長は挨拶の中で「村の年長者の指導のもと毎年(節祭を)開催できているが、完全に受け継いでいるわけでない。もっと頑張らないといけない」と継承に関し、自身の思いを語っていた。

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