明け方の空に現れた南十字星

~石垣島天文台で今季一番となる南十字星の撮影に成功~

12月20日早朝、石垣島天文台で今季一番となる南十字星(みなみじゅうじ座)を撮影しました。
南十字星は毎年12月頃の明け方の空に見え始めます。この頃は見える時間が短く雲に隠れることが多いため撮影のチャンスはあまりありません。
12月20日の明け方は快晴で、石垣島天文台の堀内貴史特任研究員がタイミングよくその姿を捉えることに成功しました。
石垣島天文台でこれまで冬場最も早く南十字星が撮影されたのは2012年12月20日で、今回はそれに並ぶ記録です。

今後、南十字星は少しずつ早く昇ってくるようになり、1月1日は6時30分頃に南中します。
年末にかけて明け方の東の空には金星、木星などの惑星が明るく見えます。これらの惑星たちに加え、南の空に輝く南十字星も是非お楽しみください。

文責:花山秀和(石垣島天文台)

 
 
 


 
[撮影情報] 南十字星
撮影日時:2018年12月20日 06時28分 [JST] カメラ:Nikon D7000(ISO:400, 露出時間:10秒)
レンズ:Nikon 35mm F2D(絞り:F2.8)
撮影:堀内貴史, 撮影場所:石垣島天文台
 


 

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