第15回アカハチ祭り

 4月15日午後5時から石垣市大浜のオヤケアカハチ銅像前で大浜公民館主催によるアカハチ祭りが開催され、600人を越える多くの字民が会場に集まった。

 この祭りは、大浜地区にあるフルスト原遺跡がオヤケアカハチの居城とされ、その字である大浜住民の間で英雄として評価され、後世に残そうと開催されてきた。アカハチまつりは、オヤケアカハチの勇気ある行動を讃え、地域の連帯を図る上でも重要な人物として歴史に残したい人物。地域をもりたてる意図で取り組まれてきたアカハチ祭りは今年で15年目に入っている。

 オープニングに大浜小学校6年生による棒術が披露され、開会宣言のあと、アカハチ図画コンクール表彰式や大浜中学校郷土芸能部や、スポーツ少年団アカハチ、おこのみ舞踊研究会、体操クラブなどから多彩な舞台が披露され、会場に集まった人を楽しませていた。大浜獅子保存会の棒術では、武器を打ち付けるたび、金属音を鳴らして迫力ある棒術となっていた。このほか大浜婦人会、大浜青年会の余興なども会場をもりたてた。黒石高舞踊研究所によるオヤケアカハチ「南の勇者」の舞台では、きれいな衣装に身を飾った踊り手が登場して、物語風の舞台を見せて、観衆から拍手喝采を受けていた。

(流杉一行)

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