4月15日正午から西表島西部の船浮港近くの広場で第11回船浮音まつりが開催され、会場には県内外から約500人が集まった。会場周辺は、地域住民によるイノシシそば、イノシシ汁のほかサーターアンダギー、カレー、タコヤキなどの出店が並びで、汁物はリターナルの食器で対応するなど、環境配慮も加味したイベント会場となっていた。
この日は、午前からぐずついて、正午からは本格的に降りだし、敷物を敷いて開演を待つ人も、雨の酷さからテントに移動する人が殺到。一方、カッパ姿で濡れながら待つ人や濡れるままにする人も出て、会場はずぶ濡れの人で溢れたが、12時4分に司会の3名がステージに現れて、雨が上がるまで濡れながらトークで場を持たせる。24分には池田卓が「雨の中、テントの中で聞いてください」と、とぅばらーまなど民踊を数曲披露。止まない中、演目の順番を変更して「ブヒーン」が登場。雨の中、楽器を使わないステージを先行させてのスタートとなった。豚が食べられる悲哀をパンチの効いたラップで展開するアップテンポの曲調に、豪雨も少しづつ弱まりだし、ぐしょ濡れになりながらも3人のステージはヒートして、観客もテントからでて、音楽を楽しむモードに展開。
この日は、予定したゲストがインフルエンザにかかり、急遽、代役にジョニー宜野湾が出演。ロックの舞台に会場は大いに盛り上がり、空も雨があがって会場はさっきまでの豪雨を完全に忘れて、演奏を大いに楽しむ人で溢れた。
(流杉一行)