講演「災害ドローン救援隊」


 3月3日午後1時半から石垣市立図書館2階視聴覚室で青山学院大学の古橋大地氏による講演「災害ドローン救援隊 DRONE BIRDが目指すもの」が行われた。30名の来場者が集まって、ドローンが災害地で災害直後の地図の作成に寄与している実態を、スライド写真とともに確認。

 ドローンが手軽に地図作りができることから、地図のないエリアで活躍がはじまっているという。古橋氏は自身も加わる一般公開型のオープンストリートマップを紹介。そこでボランティアでマップ作りに加勢する人が世界中で活躍している実態を説明。著作権フリーのマップであるオープンエリアマップがいろんなシーンで使われ出していて、人道支援にNGOが活動する場合も、マップがないと目的地にいけないため、このボランティアが支援する現場のこのマップを使う例が増えているという。

 特に被災した場合、どこの道が通り、どこの道が通れないかを、ドローンが撮影してきた空撮から地図をつくることで、それをボランティアがなぞって、精度の高いマップをつくってくれる。今や、世界で同時進行のマッピングする様子が見られ、ボランティアの活躍が分かるという。この日、古橋氏は、進んでいる様子を、インターネットにアクセスして、実際に見せ、実際に書き込むところも見せていた。明日、舟蔵の児童公園でドローンレースが行われる予定で、この講演はその主催者が開いたもの。竹富島との物資の運搬やフィッシング、レースと、初めて見るドローンの可能性を感じられる時間が待っている。

(流杉一行)

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