急に寒くなった感じ

昨日(9日)はとても寒い日だった。今年の冬は暑くなったり寒くなったり、いったいどうなっているのだ、ということで気象台を訪ねた。防災気象官の田場勝一さん(51)と防災業務係長の外間宏信さん(42)が親切に教えてくれた。

この日(9日)はやはり八重山各地でこの冬いちばんに近い寒さを記録していた。石垣市登野城の気象台では17:30現在で14・3度。この温度でこの冬いちばんの寒さ!

「気温はこれから夜にかけて下がりつづけ明日(10日)の朝は12度まで下がる予報です。明後日(11日)も最低気温12度の予報。週明けまでこの寒さはつづきそうですね」。この寒波は全国的な傾向だという。

ところで急に寒く感じるのは?
「去年(2016年)の年平均気温は、観測史上2番目の高さの25・3度。一昨年(2015年)が3番目の24・9度、今年も高めの傾向にあります。これまででいちばん高かったのは1998年の25・4度」

この2、3年とくに温暖化の傾向あり。つまり、そんななかで急に気温が下がると、14・3度でもかなりの寒さを感じるということなのだろう。

ちなみにこれまでに観測された八重山の最低気温は①5・9度(1918年2月19日)②6・0度(1918年1月8日)③6・5度(1963年1月28日)だという。去年2016年の最低気温は1月24日の8・0度、2015年は1月23日の10・9度。

ピラフ(石垣方言で「酷寒」)の日にはピラフイズ(凍死した魚)が海に浮くことがある。
「去年はそんな話をききましたが、今年はまだ聞きませんね」と田場さん。

とても親切で話しやすかったのでついつい聞いてしまいました。プライベートなこと。
どちらのご出身ですか。石垣は何年くらいですか。
「沖縄本島の出身。20数年前に初めて石垣島気象台に勤務して6年間いました。それから出たり入ったり、今回は何回目かな。転勤してきて2年目です」

八重山はどうですか。
「気に入っています。海がいいですね。釣りも素潜りもやります。いずれここに家をつくって住もうと思っています。嫁さんがここの出身です」

田場さん、外間さんお忙しいところご親切にありがとうございました。
記念に岩崎卓爾の胸像と一緒に写真におさまっていただきました。(写真左が田場勝一さん、右が外間宏信さん)

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