令和5年二十歳を祝う式典開催

 1月4日午後2時から石垣市民会館大ホールで令和5年二十歳を祝う式典が開催され、408名の二十歳になった地元出身の若者が集まった。

 昨年4月から成人年齢が18歳となり、これまでの成人式の名称が「二十歳を祝う式典」と名前を変えての開催となった以外は、通常の開催で、この日も晴れやかに着飾った女性陣に、スーツで締めるか袴姿に華やかに着飾るかのどちらかの男性陣に、大勢の父兄や後輩らが花束類を持って詰めかける様子が展開。正月一番の賑やかな雰囲気が、市民会館内外に漂った。

 式典では、成人代表の田島旭人さんが20歳を迎えた喜びと感謝の言葉を述べ、自らのことを語り、野球が好きで、八重山高校で県大会に優勝できたが、コロナ禍で甲子園出場ができなかったことに触れ、残念だったがよい仲間に恵まれた喜びを語っていた。

「努力は人を裏切らない。皆さん、努力を重ねて自分らしさを磨いていきましょう」と、会場の同じ20歳の仲間に呼びかけていた。

第2部では新20歳の八重山の3高校郷土芸能クラブのメンバーで座開きが行われ、鷲ぬ鳥が舞われ、八重山高校ダンス部の舞台が披露されはほか、地元出身で沖縄本島を拠点に活躍する田福真実さんのミニライブがおこなわれ、会場は大いに躍動するダンス、美しい歌声を堪能して、お祝い気分を満喫していた。

 このあと、市民会館前では、新成人同士が久しぶりの再会に嬉々とする様子がそこここで展開。若いエネルギーに満ち溢れて、初々しい社会人の息吹がみなぎっていた。

 会場で身長がひと際高い20歳に抱負を聞いた。福岡大学バレーボール部所属の杉田蓮さんで、「何事も自分に責任を負うことが大人で、その大人の自覚を持って、部活も勉強も両立させ、もっと上を目指していきたい」と述べていた。

 大学の全国大会ベスト8、そして優勝まで目指したいとも。ちなみに身長は196センチ。凄い。

(流杉一行)

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