コロナ感染調査体制のため八重山保健所が1W窓口業務休止

 8月16日、石垣市真栄里慶田山の県立八重山保健所が8月17日から窓口業務の一時休止を発表。コロナ禍の中、ここ一週間の陽性者の推移が増加の一途をたどっている。14日から16日の3日間で新規陽性患者100人。最前線で陽性者の情報を取りまとめる八重山保健所は、濃厚接触者の追跡の過剰さから、日常業務の対応が厳しくなり、新規の問い合わせに対応ができなくなった模様。

 「保健師等の業務負担を軽減しつつ感染拡大防止のために、積極的疫学調査体制をさらに強化する必要がある」として、生活衛生、食品衛生、動物愛護及び環境保全に関する窓口業務について一時休止すると発表。8月23日までとのこと。

 コロナ禍の下、病院の医療崩壊が云われ、すでに県立八重山病院では8月16日から診療制限を実施している。

 緊急な手術や検査をのぞいて、不急な検査や予定手術を延期している。

 診療は電話診療を中心にし、主治医の判断で対面診療をおこなわれるが、今後さらなる診療制限の拡大がコロナ流行状況で起こってくる可能性もあるという。

 医療の危機的な状況は、陽性者の増加から潜在的な陽性者の存在が予見されて、なお厳しさは増す状況にある。

 そこに保健師の方でも窓口が閉じて、一時的ながら問い合わせ先が休止となれば、予期しない状況に対し各個人で対処が求められることになる。


 
 (流杉一行)
 

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