10月14日、石垣市中央運動公園陸上競技場で石垣島大運動会が開催された。
この運動会は、チーム対抗戦と個人で参加する健康体操やボッチャ・30mタイム測定などを実施するマエリスタパークで構成。
チーム対抗戦では16チームが、島ぞうりによる障害物競走、走高跳、100m×4リレー、大縄飛び、大綱引きなど数種の競技に代表選手を出して、ポイント制で点数を競って、会場は大いに盛り上がっていた。
参加チームは、石垣市消防、佐々木整骨院、パイナポーと雨男、そして愉快な仲間たち、ボタリングおきなわ、チームマッスル、ロドリゲス、美ちゅらA、まーぼークラブ、ぴのえバスターズ、郵便局倶楽部、マリンスター、チーム根原、マリエスタ、美ちゅらB、チームタクミ、石垣市役所バレーチームの16チーム184人。
各事業所や、仲良しグループ、バレーボール、野球などのスポーツチームのほか、同運動会に関心を持った人がチームをつくって参加。終日、家族連れで楽しく汗を流し、和やかな運動会となっていた。
島ぞうりde障害物競走では、日ごろ扱うことのない消火器を使う競技となっており、防災に役立つ競技ながら、参加者は戸惑いながらも、真剣に競技説明を聞いてスタート。
網をくぐったり、壁マットを登ったり、ロープを投げたり、仲間をおんぶしたりと、多様な内容で、最後は子供がおぶされた方が勝つ構成は、なかなか面白い競技。
走高跳では、チームを越えて拍手をするなど和気あいあいの競技となっていた。スポーツマンが集まっているチームが多いだけに、新たな高さに挑戦する競技者に、皆真剣に応援して、そこは温かいものがあった。
優勝は、野球チームの美ちゅらAチーム(島尻高樹代表)の手に下り、見事に初代優勝旗をものにしていた。大会開催を聞いて、初代優勝をねらったという島尻高樹氏は、チーム一丸となれたことが優勝につながったと、勝因を述べていた。
なお、大会実行委員長の新里翼氏は、この運動会が「時代とともに多様化していくライフスタイルにそれぞれ『運動』が加わることにより、平均寿命ではなく健康寿命を延ばすことで、市民一人ひとりが心身ともに快適に生き、生涯にわたって自立した生活を送る意識づくり」をめざしての開催と述べていた。
また、毎年の開催を目標にすることで、石垣島の医療費・介護費の削減をめざしたいと大会の趣旨にも触れていた。来年も開催予定で、体育の日の定番イベントになることが期待されている。
【以下は成績】
<総合優勝>
⓵美ちゅらA(299ポイント) ⓶石垣市消防(278ポイント) ⓷チームマッスル(185ポイント)
<島ぞうりde障害物競走>
⓵①美ちゅらA ⓶美ちゅらA ⓷チームタクミ
<走り高跳び>
⓵マリンスター(小川選手:155センチ) ⓶美ちゅらA(小禄選手:150センチ) ⓶石垣消防(松田選手:150センチ) ⓶チーム根原(當間選手:150センチ) ⓶チームマッスル(辻選手:150センチ)
<大縄跳び>
⓵石垣市消防(64回) ⓶チームマッスル(34回)⓷美ちゅらB(17回)
<駅伝>
⓵石垣市消防 ⓶チームマッスル ⓷美ちゅらA
<綱引き>
⓵美ちゅらA ⓶チームマッスル ⓷石垣市消防 ⓷ぴのえバスターズ
<リレー>
⓵石垣市消防 ⓶石垣市役所バレーチーム⓷美ちゅらA
(流杉一行)